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続・愛国心不要論
2004年 07月 31日
『愛国心』が面白いほどわかる
先日の愛国心に関する少々感傷的なエントリーに対して、あさってのほうこうBlogさんよりトラックバックをいただきました。自分の愛国心に対する考えをまとめるきっかけをいただいたような気がし、非常にありがたく思いました。が、内容には同意できない部分が多かったです。 ポイント、ポイントで言うと 1. 愛国心がなければ近代民主主義は成り立たない これは確実に成り立つと思います。もちろんアメリカやイギリスの民主主義だけが近代民主主義で他は民主主義ではないと乱暴に切り捨ててしまえば別ですが。 私の暮らしているスペインには愛国心はありません。カタルーニャ人やバスク人は、サッカーのスペイン代表を応援しません。政治の話題になると自分達の地域にいかに利益を誘導するかが一番の関心事です。そもそもスペインという国家に属している意識は希薄です。でも、ここには民主主義がしっかり根付いています。マドリッドの列車テロの翌週の総選挙を見れば明白です。 さらに、日本に愛国心がなく、民主主義が根付いていないというのは極論過ぎる気がします。私は日本は立派な民主国家で、日本人は基本的には愛国心溢れる国民だと思います。戦争に負けたので愛国心教育が歪ですが、愛国心がないわけではないのです。さらに、日本人が愛国的な国民なのと、日本に立派な民主主義が根付いているのは全く別問題です。 民主主義は、良質な教育に高度な経済水準がある社会がそれ相応の制度の上に成り立てば機能します。愛国心は関係ありません。 2. 愛国と国粋は違う 見る人の立場によっては同じだと思います。教師の体罰に教育的な意義があるのか、単なる暴力なのか、議論は難しいです。問題なのは、本当は国粋のくせに「これは愛国心の問題だ」と言い張る人達です。戦中の日本で「非国民」という非難の言葉が使われましたが、これは国粋主義者たちが自分達を愛国主義者であると主張して、そうでない人達を非難したという構図です。私は、両者は非常に紛らわしいので両方ともないほうが良いと思います。 やっぱり、愛国心は嫌い 国家であっても宗教であっても民族であっても、共通の傘のもとの団結力を高める道具に成り果ててしまう傾向があります。その中でも私は特に「国家に対する愛」というのが嫌いです。吉本隆明氏ではないですが国家とは共同の幻想に過ぎないのに、国民に多くの義務を強要してきます。実際はもっとも私欲にまみれた薄汚い機構だと思います。 EUがEU憲法の元に緩やかな連合体を作ろうとする動きは、脱国家化の新しい試みで非常に興味深いです。既に中央銀行は統一され、経済圏としての統合は成功しました。愛国心をベースにした古い近代民主主義概念が時代遅れになる日も近いと思います。 争いごとを少なくするために、愛国心はないほうが良いです。人間も民主主義も変われるはずです。
by y-46
| 2004-07-31 23:59
| 思うこと
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